2009年題材

水滸伝より「魯智深(ろちしん) 瓦罐寺(がかんじ)の門外で史進(ししん)と再会す」

2009

 【題材解説】
 ある時、魯智深は瓦罐寺という寺に立ち寄り、この寺の老僧から「この寺に二人の悪賊が住み着き、村を荒らしている。若い僧は逃げ出し、老僧だけの寺になってしまった。」という話を聞く。
 この話を聞いた魯智深は、二人の悪賊を退治しようとするが、二人とも手強いうえ、空腹で禅杖を持つ手に力の入らない魯智深は防戦一方となり、その場から逃げ出してしまう。瓦罐寺門外の松林まで逃げ出して来た魯智深の目の前に今度は追い剥ぎが現れ、一線を交えようとする。しかし、その追い剥ぎの声に聞き覚えがあるので、訊ねてみると、その追い剥ぎは、以前、別の町で魯智深と共に悪賊を退治した史進であった。久し振りに再会した魯智深と史進は、瓦罐寺へ戻り、二人で悪賊を退治するのであった。


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