2012年題材
南瑠璃埵の増長天と白銀埵の広目天
(なんるりたのぞうちょうてんとはくぎんたのこうもくてん)
【題材解説】 四天王は元来、古代インドの護世神で仏の世界においては、須弥山の中腹にある四天王天の四方(賢上城に住む持国天は東方、南瑠璃埵に住む増長天は南方、白銀埵に住む広目天は西方、天敬城に住む多聞天は北方)を守り、須弥山の頂上に住む帝釈天に仕えている。 日本においては四天王信仰というものが飛鳥時代からあり、四天王のうち、多聞天(毘沙門天とも言う)だけは単独で信仰され、それ以外は単独で信仰されることが少ないものの、増長天は五穀豊穣、広目天は悪を処罰する力を持つと言われている。 |